ランプを運ぶ箱の物語
- 4代目 別所二三子
- 11 時間前
- 読了時間: 2分
海外に販売していた頃は隙間に”もくめん”をいっぱい詰めた木箱でハリケーンランプ達を送り出していました。
だから工場には”もくめん”を保管する為の倉庫があり、いつもふかふかの”もくめん”でいっぱいでした。
時々その中に潜り込み、しばし至福の時を過ごします。いつも最後は探しに来た母に全身”もくめん”だらけで見つかり叱られたんですが、木箱を作る現場には行き先を印字する為のブリキの板が幾つも吊るしてあり、それを見てハリケーンランプ達のいく先に思いを馳せました。
ちなみに父(3代目)に聞いた話ですが、木箱の高騰から紙パッキングケースに変更して出荷した所、しばらくして西アフリカからクレームが。品物に不備があったのかと皆で心配していたら『なぜ、木箱をやめたのか』って言ってきたそうで。
理由を尋ねたら、「木箱を潰して家を建てていたのに、木箱が無いと建てられないじゃあないか。」と衝撃の返事が返ってきたとか。
その理由を聞いてホットしたものの、時の西アフリカの経済力をと考えると…現地のお客さんにとっては住宅の建築材が木材から紙に変わるって大問題です。
2024年に当社のハリケーンランプ達は100周年を迎えました。
記念して特別な試みをしたハリケーンランプには送り出すのにふさわしいケースをと娘(5代目)が考えに考えて作り出したのが箔押しの入った素敵な箱です。
以来お客様の元に向かうハリケーンランプたちは木箱では無く、この素敵なケースに入って旅立ちます。
昔は木箱に入って世界に旅立った彼らの行き先は戦場だった時もありました。
5代目が作るハリケーンランプ達は平和とやすらぎ、そして希望を照らす灯りとして皆様の元に旅立ちます。
当時の作業場の様子と現在のハリケーンランプ用箱







