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2025/12/12 20:00 - 2025/12/20 20:00 “Light for Christmas” Holiday Exclusive 限定商品販売
S T O R Y


三代目の言葉
コロナが流行する前は月に何度も映画を見に行っていました。 娘(五代目)と一緒に、時には一人で。 1番の思い出は西暦2077年核戦争により荒廃した地球が舞台のトムクルーズ主演の『オブリビオン』を二人で見にいった時です。 ドラマの中盤、トムと彼女のディナーシーンで彼らのテーブルの真ん中に一本のオイルランプが…それを挟んで見つめ合う二人。 それを見た瞬間二人であっ!と思わず立ち上がりそうになりました。 恋人同士のこのロマンチックなシーンで『ランプの炎』がゆらめく… 『 恋人たちは炎の揺らめきが映った瞳に恋をする 』 父の口癖だった言葉。私も娘もいつもそれを聞くと『また言ってる』って思っていたけれど…まさしくこのシーンは父の言葉そのもの。 父は素敵な愛の言葉を語っていたんだ…。 そしてこの映画で火を灯したランプを見た時にランプに未来があると思えたのです。
4代目 別所二三子
4 日前


youtubeにてご紹介いただきました。
youtube「極上の一品にかけた人生」にて弊社をご紹介いただきました。 メディアでご覧いただいたことがある方にはお分かりいただけるかと存じますが、相変わらず私がこってこての関西弁で早口に喋りまくっております。 弊社のランプのこと、会社が一度解散になってから四代目である母が奮闘したこと、私がこの世を去ったらきっとまた会うであろう祖父をシバく (で済まない可能性も有り) ことなど、本当に色々お話させていただきました。 普段は前ばかり見てしまいがちですが、取材をしていただくことで少しだけ後ろを振り返って、家業に対しての想いを再認識することができたり、その当時感じていたこととは違う自分の変化に気づけたり、私自身にとっても発見があったりします。 取材していただき誠にありがとうございました。 https://www.youtube.com/watch?v=JeOo2vnJu-Q ↓ 弊社#500ハリケーンランプ油壷の工程写真 左上から右の順番にプレス工程を経て形作られていきます。
5代目 別所由加
12月7日


ランプ工場大冒険 - 01
とってもやんちゃな女の子でした。 休みの日は時には工場探検に行きます。 だ~れもいない。機械達もみんな眠っている工場の中はどこまでもシーンとして… 本当にシーンと聴こえるぐらいにシーンとして…空気も冷たく感じられ…鉄の匂いに満ちあふれている。 曇りの日なんかはいつにも増して薄暗く、シーンと感じられ…一人が怖いときは愛犬を引き連れます。 『もくめん」倉庫の前を通り、自転車置き場を過ぎるとケリポンスの機械達が整列してす くっと並んだ現場があるけど、そこはガラス戸から覗き込むだけにして、右に上がる坂の段を登ります。大きな扉の向こうに剥き出しのコンクリートでできた小さいプールが幾つも並んだ空間が広がり、そこを突っ切ってさらに奥に進んでいくと鉄の匂いが溢れる大きいプレス機達が並んだ工場に入れます。 大好きな鉄の匂いをいっぱい吸い込んで通り抜け、左側にある大扉をすり抜けると工場の一番奥に行き着きます。 その向かい側、棟の真ん中に丸いトンネルがくねっている部屋があったんです。 そのトンネルが不思議で… なんやろ~っていつも覗いていたけど一度我慢できず中に潜り込
4代目 別所二三子
11月27日


伝統と私らしさ
ランプ作りを通して 「火を灯すと美しく、火を灯さずとも美しい」 という初代のランプづくりの心のようなものを感じるようになりました。 ハリケーンランプの形はこれから先も変わることはありませんが、 初代の理念を胸に、美しいと感じていただけるような 5代目である私が作るランプであるという”個性”をどう加えるか、 日々考えています。 魚の鱗がキラキラしている絵本だったり 家族に連れられて行った辺り一面のポピー畑だったり。 幼い頃からの想い出の中で強く印象に残っているものは、必ず美しい色や景色です。 特に自然の色は何にも変えがたく、侵されない神聖なものとしてハリケーンランプに落とし込みたい。 そんな想いで様々な手法でハリケーンランプに着色を施しています。 100周年記念に続き、ideas and PAINTINGさんとコラボレーションを行なって開発したハリケーンランプも、自然をテーマに着色された特別なランプです。 一つ一つハンドペインティングを施した色は 自然のように一つとして同じ色合いはありません。 今年のクリスマスは“ Uluru ”と ”Purple
5代目 別所由加
11月22日


ハリケーンランプが魅せる、新たな色彩
祖父(初代)は10年かけて弊社ハリケーンランプの基となる形を作り上げました。 そして父(3代目)はさらにそのランプを磨き育て、広く海外にまで販路を広げました。 父は私に「うちのハリケーンランプは決して変えてはいけない。完璧だから。』と言っていました。そして一度途絶えたハリケーンランプ造り… 娘(5代目)は10年余りかけ材料をカットする所からハリケーンランプを形にするまで一人で作り上げる様になりました。祖父から続く100年のランプ造りです。 その形は語り継がれた言葉通り昔から変わらず「揺るぎなく美しい炎を灯し続ける。』 彼女はこの変わらぬ姿のハリケーンランプを単に再生するだけではなく、その姿に様々な着色を施すことで新しい息吹を吹き込み、存在そのものが美しいハリケーンランプに作り上げます。 <DAWN> − それは遥か彼方の地平線から太陽がその美しい姿を表す一瞬を表現します。 <NATURE> − それは木々の生い茂る美しい森林を表現します。 そして2025年限定色の<Belt of Venus> − それは日の出前や日没直後、太陽と反対側の空に現れ
4代目 別所二三子
11月3日


父にもらったランプの思い出
小学生の頃、父(三代目)に提げ手の付いた小ぶりのランプを何個かもらいました。 ガラスの部分はカボチャやサンタクロースの形をしていました。 当時は盛んに海外へハリケーンランプを輸出していた頃で、父は時々商社の担当者から「お嬢さんに』と言って海外からのサンプル品をもらって来てくれました。 このランプ達がとっても気に入って祖母の部屋で前に並べてランプ屋さんごっこの一人遊びをしたのを懐かしく思い出します。 『かわいいランプどうですか』とか言いながら。 先日ふとあのランプどんなんやったろうって思い出し、娘に頼んで検索してもらったら見つかりました。 …でも私の記憶に浮かぶランプでなくて今見るとちょっと不気味。 私の記憶の中ではもっとふっくらして可愛かったのに…。 (本物にご興味あれば4代目が書いた下記イラストで画像検索してみてください。)
4代目 別所二三子
10月27日


100年の物語とこれから
「暗闇に炎があると人は自然に炎の周りに集い合い恋人たちは炎の揺らめきが映った瞳に恋をする家族は時々電気を消してらんぷの炎を見つめながら語り合えば良いきっと素敵な家族になれる」 三代目である祖父・別所 昭の言葉です。 ランプ作りの始まりは大正13年でした。 初代・留吉は”世界で一番優れたハリケーンランプ”を作ることを目標とし、 約10年に渡る研究の末、当社のシンボルであるハリケーンランプを完成させました。 昭和初期にはハリケーンランプに限らず、洋燈などのランプ作りを行う会社が存在し、 大阪にも数社、洋燈のバーナーを製造している会社がありました。 しかし時代は流れ、バーナー製造会社は次々と廃業。 その時その中の一社であるバーナーの製造を行なっていた他社の社長が、 当社を訪れこう言ったといいます。 「ランプの炎を、どうか絶やさないで欲しい」 そしてバーナーの金型を全て当社に託していきました。 この時から当社は様々なランプの製造を開始、 その金型たちは当社で改良を加えながら現在も活躍しています。 そんな活躍し続けてくれている機械や金型たちから作業中、声が
5代目 別所由加
10月26日
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